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文系の大学生は勉強しない!?それって本当?

「ねえ、お母さん。
 大学生って、あんまり勉強しないの?」

高3の娘が、帰宅した途端に
聞いてきました。

娘は、高校の先輩に誘われて、
大学のサークルに、参加してきたそうです。

そこで、そのサークルの人に
毎日、どれくらい勉強しているのか
尋ねたところ、

なんと「ゼロ」という答えが、
帰ってきたのだそうです。

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しかも、
テスト前くらいしか、勉強しない。」
と言っていたと、いうのです。

驚いて、ほかの人達にも聞いてみたところ、
同じような答えが、返ってきたそうです。

「どんな、学部の人達だったの?」

「商学部とか、政経学部とか。」

「うーん。文系だね。

 理系だと、実験や演習がある研究室や、
 ゼミ配属になると、

 嫌でも実験や演習などで、鍛えられるから、
 全く勉強しないというのは、ありえないけど、

 文系は、
 『やる人はがっちりやるけど、
  やらない人は、全くと言っていいほどやらない

 というのが、残念ながら事実でしょうね。」


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大学と高校の違い

高校の授業とは異なり、大学では同じ科目でも
複数の時間割りや、教授の候補の中から

自分で必要なものを、選択して
履修する事が、できる場合が多いです。

そして中には、「楽単」といって
出席すら、取らなかったり、

一夜漬けで乗り越えられる、程度の試験
単位を貰えるような、授業もあります。

そして、自分の興味感心とは
関係なく、そのような授業を
あえて選ぶ学生も、少なくはありません。

娘がお話した先輩方は、
恐らく、そういう人達なのでしょう。

私の学生時代にも、普段授業に全く出ず
試験前に、まとめプリントなどを、
知り合いからもらって

一夜漬けで、試験を受ける人とかが、
いたように、思います。

ところが、近年になって
「大学生が、勉強しない」ことが、
大きな問題の一つに、なってきている
そうです。

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勉強しない大学生

NHKニュースで
「大学生の学習時間 一日平均39分 (2013年02月14日)」
という問題が、取り上げられました。

全国大学生活協同組合連合会が、
学生の生活実態を、調査した結果、

講義の予習や復習など、1日の学習時間
尋ねたところ、

・文系の学生・・・平均28分
・理系の学生・・・平均48分
・全体では・・・・平均39分

という結果でした。

更に、文系の4年生で2%
およそ5人に1人が、1週間の学習時間が
ゼロと、答えたそうです。

文科省の資料でも、大学生の1日の
勉強時間は、4.6時間(内、授業・実験が2.9時間)。

授業外学修の時間は、1.7時間
かろうじて、小学5年生の81.5分を
上回る水準に、なっています。

この日本の大学生の、勉強時間は
国際基準の、半分程度しかないとも
言われます。

それでは、海外の大学生は、
どれくらい、勉強しているのでしょうか?

ある調査では、
アメリカの大学生の、平均勉強時間は、
1日7.6時間と、推計されていました。

なぜ日本の大学生と、アメリカの大学生は
こんなにも、差があるのでしょうか?

実は海外の企業は、採用選考で
大学の成績を、参考にしているそうなのです。

各人の成績を、点数化したものの平均点である、
GPA(Grade Point Average:成績の平均点)を、
面接希望者の、事前選抜に使っています。

海外では、大学を卒業しているというだけでは、
希望の就職先に就けるとは、限りません。

大学の勉強を頑張って、良い成績
取る必要が、あるのです。

一方、日本ではこのGPAを、国として正式採用を
していないため、

導入していない、大学・学部もありますし、
導入していていても、

採点基準や方法などが、統一されていないため、
全く信頼性のない、お飾りとなってしまっています。

この制度を導入している、大学の主な目的は
海外への留学対応が、主なものになります。

しかも日本では、採用選考において、
企業は大学の成績を、
参考にしていない、といいます。

就職時面接で必ず、
「大学時代に、どんなことに打ち込みましたか」
という質問が、ありますが、

「バイトのリーダーで」とか、「サークルで」
とかいう答えが、一番評価されると聞きます。

これでは、学生が学校の勉強を
ないがしろにしても、仕方ありませんよね。

私も大学時代、アメリカに交換留学した知人から、
話しを聞く機会が、ありましたが、

「そもそも日本と、欧米じゃ学生の意識が違う。」
と言うことでした。

「授業料も基本的には、本人が借金をしたり
 奨学金で、賄っている人が多いため、

 『お金を払った分だけの、対価を得なければ』
 と必死。

 特に奨学金で、大学に来ている生徒は、
 成績によっては、奨学金が打ち切られてしまうため、
 真剣度が違います。

 授業内容も、講義だけでなく、
 少人数制の、ディスカッションのクラスがあります。

 わからないことがあったら、質問できる一方、
 発言し、授業へ参加することが、求められます。

 予習をしていかなければ、
 全く授業に、ついて行けません。

 授業にもよりますが、
 90分の授業の準備に、
 1~3時間の、予習が必要です。」

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一方日本では、
「進級するために、単位さえとれればいいや」
と考える人が、とても多いようです。

しかも成績が、期末テスト一発
決まってしまうので、

期末の前に、他の人のノートや
シケタイ(先輩が作った、試験対策プリント)を

必死で集めて、それを使って直前だけ勉強する
っていう学生の、なんと多いことか。

当然、授業中寝ていたり
出席が無ければ、授業を休むのは
日常茶飯事の、こととなります。

娘「なぜ日本の企業は、
  大学の成績を、重視しないの?」

企業が大学の成績を重視しない理由

「企業は、専門知識があることより、むしろ
 真っ更な人材を雇用して、自社で教育し、
 自分色に染めることを、好むと言われているの。」

その理由は、かなり多岐に渡ると
考えられて、いるようです。

・各大学によって、評価の基準が異なるため
 海外のように、大学生の知的能力を
 計るような、成績評価ができないため。

・大学の授業は、各教授がバラバラに
 教えているので、体系だったものではなく
 使い物にならないため。

・大学が実践的な教育から、乖離して
 学術的な面に、比重を置きがちであること。

・日本ではジェネラリストの方が、
 専門職より重視される、傾向があるため。

・日本の企業では、その企業特有のスキルを、
 活用する場合が多く、汎用的スキルより
 重視されがちで、あること。

「簿記とかを、学んだのなら話は別だけど、
 大学で『経済』を学んで、
 会社で、何の役に立つのかって話しだし、

 文学部も、外国語学部を除けば
 どれだけ、直接会社の役に立つのか
 となると、かなり難しいところよね。

 その外国語も、悲しい話、
 実践力という意味では、

 4年間国内で学ぶより、1年間留学した方が、
 上と考えるのが、普通よね。」

そうなると、大学で学ぶ事に、
何の意味があるのか
という話にも、なりかねません。

多分採用する側も、同じ発想でしょう。
そうなれば、要求されるのは、

「受験戦争」を、準備し勝ち抜く段取り力か、
長時間、不平を言わず、勉強(努力)できる従順さ
勉強しなくても、高得点のとれる能力の高さ

のどれかくらいでしょう。

つまり必要なのは、一流大学に入れる能力を
有しているかどうか、ということで、

一流企業は、そうした能力を
有しているか、どうかの判定に

大学を利用している、ということに
過ぎないと、いうふうに感じられます。

「それじゃ、日本の大学じゃ、
 文系のまともな授業は、受けられないの?」

「そんなことは、ないわよ。

 従姉妹の、Aちゃんだって、
 国文学生だけど、毎日遅くまで調べものが
 大変って言ってるわよ?

 結局、『勉強するかしないかは自由
 そして自己責任。』よ。

 まず、大学に入ってまで、知識を与えられるのを
 待っているという考え方が、ダメでしょう。

 お金払ってんだから、もっと突っ込んだ
 勉強をしたいのなら、自分で調べたり、
 教授のところに質問に行く
のが、当たり前でしょう?

 それに、必ずしも『楽単』が悪いとは、言いません。
 時間に余裕を作り、サークル活動や資格勉強
 するのも、個人の自由ですよ。

 大学にきて、勉強だけをするというのも
 勿体無いという考え方も、あるでしょうしね。

 だけどできれば、学生時代にこそ、
 身に付けるべき事を、考えてみて欲しいわね。」

学生時代に身に付けるべき事

企業が大学生の選考時に、重視する要素として、

コミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神・
協調性・創造力・プレゼン力・論理的思考力などが
挙げられていますが、

日本人のそれらの能力が、海外の大学生に比較して
著しく劣っているか、というと
そんなことはないと、思います。

確かに、創造力やプレゼン力は、
幾分劣っている、かもしれませんが、

論理的思考力・協調性などは、
日本の方が高いぐらいでは、ないでしょうか。

そして、創造力も、論理的思考力も、
幅広い知識や、深い見識があってこそ

初めて、創造性や論理的思考としての
威力を発揮する、ものだと思います。

経済や歴史など、高校の教科書では
表面的にしか、学べなかった知識や、

社会学、政治学、哲学、経営学など、
大人として必要となる、専門知識や教養

今時の日本の大学生では、
本当に浅いものに、なってきていると感じます。

日本の学生の学力低下は、勉強時間の少なさに
原因があるのでしょうが、

学生時代に、勉強しなかったら、
する時は、いつあると言うのでしょうか。

社会人になって、10年も経てば、
学生時代に習ったことなど、きれいさっぱり
忘れてしまうものです。

学生時代に、身に付けるべき事は、
学習する習慣をつけること。

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変化が激しい今の時代、勉強を続けなければ
社会について、行けなくなりますよ。


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